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📊 データ記事

失策のあと、点を取られたのか、しのいだのか。失策後の進塁と失点まで見られる-全失策ページの使い方②

記者証をつけたブンタがホワイトボードの前で解説している、使い方講座のイメージ

「全失策」ページの使い方、2回目です。前回は、楽天を例に、失策を1件ずつ並べて、イニングや守備位置で絞り込む使い方を紹介しました。今日は、失策の「そのあと」を見る使い方です。実例は広島です。

表示列に「失策後進塁」と「失策後失点」を足す

表の上の「表示列切替」で、「失策後進塁」と「失策後失点」を押すと、右側に列が増えます。

広島の全失策ページに、失策後進塁と失策後失点の列を足した画面。合計行に、適時失策11、失策後の失点の割合26.2%などが出ている
「失策後進塁」「失策後失点」を足すと、失策のそのあとまで見える

「失策後進塁」は、その失策で、誰がいくつ余分に塁を進んだかです。

  • 打者:打者走者が、失策で余分に進んだ塁の数
  • 一走・二走・三走:そのとき一塁・二塁・三塁にいた走者が、失策で余分に進んだ塁の数

ただし、この「余分に進んだ塁」は、あいまいさを含んだ数字です。たとえば走者一塁で、ゴロをさばこうとして失策になった場面。このサイトでは、一塁走者を1つ余分に進め、さらに打者走者も一塁に生かした、という付け方をしていることが多くあります。でも、失策がなかったら、走者一塁のままだったのか、併殺で走者がいなくなっていたのかは、厳密には分かりません。捕っていたら二塁に投げたのか一塁に投げたのかも分かりません。そうした部分は、記録を付ける側の判断で付けています。余分に進んだ塁の数は、参考程度に受け止めてください。

反対に、「適時失策」ははっきりと付けています。打点が付く打球だったかどうかで1つずつ見分けて、何が適時失策だったかを記録しています。

「失策後失点」は、その失策が点につながったかです。

  • 適時失策:その失策のプレーの間に点が入ったら×
  • 失策での直接の失点:そのプレーの間に入った点の数
  • 失策後の失点:そのプレーのあと、同じ回のうちに点が入ったら×
  • 失策後の失点数:そのあと同じ回に入った点の数

いちばん下の合計行には、それぞれの合計が出ます。「失策後の失点」の列だけは、失策のうち、そのあと同じ回に点を取られた割合です。

広島の61個を見てみる

広島の今季の失策は61個。合計行は次のとおりでした。

列 合計
適時失策 11
失策での直接の失点 13点
失策後の失点(割合) 26.2%
失策後の失点数 33点

失策のあと、同じ回のうちに点を取られたのは61個のうち16個。割合にすると26.2%で、12球団でいちばん低い数字でした。

球団 失策 失策後の失点(割合)
広島 61 26.2%
DeNA 71 28.2%
中日 60 31.7%
ヤクルト 81 33.3%
阪神 75 33.3%
西武 66 36.4%
巨人 65 38.5%
日本ハム 88 38.6%
オリックス 59 40.7%
ソフトバンク 53 41.5%
楽天 57 45.6%
ロッテ 59 49.2%

適時失策もなく、そのあとの失点もなかった失策は、広島では61個のうち39個。こちらも12球団でいちばん多い割合(63.9%)です。失策が出ても、そのあとをしのいでいた場面が多かったことになります。

前回の楽天は、失策の数こそ12球団で2番目に少なかったものの、失策後の失点の割合は45.6%でした。失策の「数」と、そのあとの「失点」は、別々に見てみると違う顔が見えてきます。

余分に進んだ塁も数えられる

「失策後進塁」の合計行を見ると、広島の失策で、打者走者が余分に進んだ塁は合わせて41、一塁走者が24、二塁走者が20、三塁走者が10でした。

列の見出しの並べ替えや、左のフィルターパネルと組み合わせれば、「得点圏で出た失策のあと、何点取られたか」「終盤の失策で、走者がどれだけ進んだか」といった見方もできます。

前回の注意をもう一度

失策は、選手にとってもファンにとっても、気持ちが大きく動く場面です。このページは、選手を責めるためではなく、その場面のあとに何が起きたのかまで、落ち着いて振り返るためのものです。失策のあとにしのいだ場面も、同じように1件ずつ残っています。

(数字は2026年10月8日終了時点、レギュラーシーズン全143試合のものです)

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広島の失策後の進塁と失点を見る