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📊 データ記事

なんと失策の半分以上が7回以降!楽天の57個を1件ずつ見返す-全失策ページの使い方①

記者証をつけたブンタがホワイトボードの前で解説している、使い方講座のイメージ

今日からは「全失策」ページの使い方を紹介します。全盗塁ページに続いて、チームのプレーを1件ずつ並べたページです。実例は楽天です。 以前の記事でも書きましたが、このページは選手を責めるために作ったものではありません。記録に残った失策だけで、試合の勝ち負けを分けたミスのすべてを振り返れるとも思っていません。それでも失策は、選手にとってもファンにとっても、気持ちが大きく動く場面の一つです。だからこそ、1つずつ細かく記録しています。

1行が、失策1つ

チームのメニューから「全失策」を開くと、その球団に記録された失策が、1件ずつ1行に並びます。

楽天の全失策ページ。失策者、守備、起因、送球先、種類、備考の列が並んでいる
全失策ページ。1行が失策1つ

左から、日付・相手・球場・試合結果、続いて次の列が並びます。

  • 失策者:失策を記録された選手
  • 守備:そのときの守備位置
  • 起因:どんなプレーで起きたか(ゴロ処理、飛球処理、バント処理、けん制、盗塁阻止など)
  • 送球先:送球の失策なら、どこへの送球だったか
  • 種類:悪送球、ファンブル、後逸、落球、送球の捕球ミスなど
  • 備考:「打者走者を生かす」「1点を失う」など、その失策で何が起きたか

楽天の今季の失策は57個。12球団で、ソフトバンク(53個)に次いで2番目に少ない数でした。

表の上の「表示列切替」で、「状況」(得点・失点・点差・回・アウト・走者)、「投手」「打者」(そのときの投手と打者)なども足せます。失策のあとの進塁や失点の列は、次回の②で紹介します。

左のフィルターパネルと組み合わせられます

画面の左にある「フィルターを開く」から、フィルターパネルが使えます。試合区分、年月日、試合フィルター(球宴前後、交流戦かリーグ戦か、ホームかビジターか、昼夜など)、球場詳細のほかに、このページだけの「失策詳細フィルター」があります。

  • 失策者、守備位置
  • 点差・点差詳細
  • イニング・イニング分類(序盤・中盤・終盤・延長)
  • 先頭打者のとき、得点圏のとき、塁状況
  • 失策時の投手、投手の左右
  • 失策時の相手打者、打者の左右、打順、相手のリーグや球団

条件を選んで「フィルター適用」を押すと、表も合計行も、その条件の失策だけで数え直されます。

イニング分類を「終盤」にすると

楽天の57個を、イニング分類で分けてみます。

イニング 失策
序盤(1〜3回) 12
中盤(4〜6回) 14
終盤(7〜9回) 29
延長 2

イニング分類を「終盤」にすると29行、「延長」を合わせると31行。57個のうち31個、54.4%が7回以降でした。

左のフィルターパネルでイニング分類を終盤にし、楽天の7回から9回の失策29行が並んだ画面
イニング分類を「終盤」にすると、29行が残る

12球団で比べると、7回以降の割合は楽天がいちばん高く、次が中日(51.7%)、ヤクルト(49.4%)。12球団全体では37.0%です。7回以降は1試合の3分の1ほどのイニングなので、楽天は終盤に失策が寄っていたことになります。

さらに守備位置を「投手」にすると

終盤のまま、守備位置を「投手」に重ねると、8行が残りました。

日付 回 投手 起因 種類
4月19日 8回 田中千晴 ゴロ処理 後逸
5月6日 8回 渡辺翔太 けん制 悪送球
5月24日 7回 藤井聖 ゴロ処理 ベース踏み損ね
6月10日 7回 鈴木翔天 けん制 悪送球
6月12日 8回 九谷瑠 けん制 悪送球
6月17日 8回 九谷瑠 バント処理 後逸
8月13日 9回 中込陽翔 バント処理 悪送球
8月26日 8回 泰勝利 バント処理 悪送球

楽天の投手の失策は今季13個。そのうち8個が7回から9回で、終盤の29個の中では、守備位置別でいちばん多い数でした。けん制の悪送球が3個、バント処理が3個です。

終盤の29個を「種類」で見ると、悪送球が13個と半分近くを占めていました。

気になったら、ボタンを重ねていく

「楽天は失策が少ない」というシーズン全体の数字だけでは、こうした偏りは見えてきません。イニング分類を選び、守備位置を選ぶ。ボタンを2つ重ねただけで、どの回に、どの位置で、どんなプレーで失策が出ていたのかが、1件ずつ並びます。

次回の②では、表示列の「失策後進塁」「失策後失点」で、その失策のあとに何が起きたかを見ていきます。

(数字は2026年10月8日終了時点、レギュラーシーズン全143試合のものです)

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