「全盗塁」ページの使い方、2回目です。前回は、ソフトバンクの周東佑京選手を例に、走った側から盗塁を1件ずつ見ていきました。今日は反対側、走られた投手と捕手の側から見る使い方です。実例は西武です。
選手を選ぶと「役割切替」が出ます
チームのページで、上部のメニューから選手を選ぶと、表の上の「攻守切替」が「役割切替」に変わります。ボタンは「走者」「捕手」「投手」の3つです。
- 走者:その選手が走った盗塁
- 捕手:その選手がマスクをかぶっていたときに、相手に走られた盗塁
- 投手:その選手が投げていたときに、相手に走られた盗塁
その役割で1件もない場合、ボタンは押せなくなっています。選手を選ぶと、表示列は最初から「状況」と「バッテリー」が出ます。
投手で見る:隅田知一郎投手
西武のページで隅田投手を選び、「投手」を押します。今季、隅田投手が投げていたときに相手が企図した盗塁は15度。成功は5度、失敗は10度でした。

右端の「備考」を見ると、失敗10度のうち6度に「けん制挟殺」と出ています。けん制で一塁走者を誘い出し、挟んでアウトにしたものです。
| 日付 | 相手 | 走者 | 場面 | カウント |
|---|---|---|---|---|
| 5月8日 | 楽天 | 辰己涼介 | 1回1死一塁 | B0 - S2 |
| 6月13日 | 巨人 | 松本剛 | 6回2死一塁 | B0 - S1 |
| 8月22日 | 楽天 | 小深田大翔 | 3回1死一塁 | B2 - S1 |
| 8月29日 | 楽天 | 辰己涼介 | 7回無死一塁 | B1 - S1 |
| 9月5日 | ソフトバンク | 谷川原健太 | 7回1死一塁 | B0 - S2 |
| 9月12日 | 日本ハム | 水野達稀 | 3回1死一塁 | B0 - S0 |
12球団の投手で、けん制挟殺が今季いちばん多かったのが隅田投手の6度でした。次に多い投手は3度です。年を2025年に切り替えると、去年の隅田投手は22度企図されて失敗6度、そのうちけん制挟殺は2度でした。
合計行には、走者の列の下に成功率、さらに右のバッテリーの列の下に「投手阻止率」と「捕手阻止率」が出ます。投手阻止率は、企図されたうち失敗させた割合で、隅田投手は.667(15度中10度)です。
捕手で見る:古賀悠斗選手
今度は古賀選手を選び、「捕手」を押します。古賀選手がマスクをかぶっていたときに企図された盗塁は31度、成功は15度でした。

ここで使うのが、表示列「詳細」の中の「捕手関与」です。けん制で挟まれたものや、重盗のときの後ろの走者など、捕手が送球していない盗塁を外して、捕手が関わった盗塁だけに✓が付きます。左のフィルターパネルの盗塁詳細フィルターにある「捕手関与のみ表示」を押せば、その行だけに絞れます。
古賀選手の場合、捕手関与は31度のうち28度で、そのうち14度を刺しました。合計行の捕手阻止率は.500です。このサイトの数え方で25度以上企図された12球団の捕手17人の中では、いちばん高い数字でした。
なお、盗塁・盗塁死の数そのものは公式記録と同じですが、「捕手が関与した盗塁だったか」はこのサイト独自の受け止め方です。そのため、捕手阻止率は公式記録の盗塁阻止率と一致しないことがあります。
「詳細」の列で、二盗・三盗・本盗ごとに
表示列「詳細」には、捕手関与のほかに「二盗」「三盗」「本盗」「重盗」の列があります。二盗・三盗・本盗の列は、その企図のときだけ✓か×が付き、合計行にはそれぞれの成功率が出ます。古賀選手なら、二盗の成功率は.464、三盗は企図された1度とも成功、本盗は2度のうち1度成功でした。
ここまでの役割切替も、前回の左のフィルターパネルと組み合わせられます。投手を選んだまま「打者」や「カウント」で絞る、捕手を選んだまま「相手」で絞る、といった見方も、ボタンを足していくだけです。
チーム全体で見ると
選手を選ばずに「守備」を押すと、西武が今季相手に企図された盗塁が並びます。99度で、成功は65度。このうち「けん制挟殺」は9度で、12球団でいちばん多い数でした。その6度が、隅田投手のけん制によるものです。
走った側からでも、走られた側からでも、盗塁を1件ずつ並べて絞り込める。それが全盗塁ページです。応援している球団の、気になる投手や捕手で試してみてください。
(数字は2026年10月8日終了時点、レギュラーシーズン全143試合のものです)