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📊 データ記事

殊勲打が手に取るように分かっちゃう「展開関与」-全打席ページの使い方⑤

記者証をつけたブンタがホワイトボードの前で解説している、使い方講座のイメージ

「全打席」ページの使い方、今日は5回目です。表示列のボタンのうち「展開関与」を足して使ってみます。

10月6日の阪神-広島(阪神が2-1で勝ち)は、1回に佐藤輝明選手が打った中前安打で入った1点を、阪神が守り切りました。この一打が、佐藤選手の今季20度目の決勝打です。佐藤選手の決勝打の話は、これからいろんなところで出てくると思います。この記事では、「展開関与」の6項目それぞれの1位を、全打席ページで見ていきます。

「展開関与」を押すと、6つの列が足されます

「展開関与」のボタンを押すと、「先制打」「勝ち越し打」「同点打」「逆転打」「サヨナラ打」「決勝打」の6列が足されます。いわゆる「殊勲打」と呼ばれる「勝負どころでの一打」に✓を付けていて、一発で絞り込むことができます。

  • 先制打:その試合で先制点になった打点
  • 勝ち越し打:勝ち越し点になった打点
  • 同点打:同点にした打点
  • 逆転打:逆転した打点
  • サヨナラ打:サヨナラ勝ちを決めた打点
  • 決勝打:勝ったチームが、最後に勝ち越した打席の打点

先制打、サヨナラ打、決勝打以外は「一時勝ち越し打」も含めています。その後、逆転されたりしても数えるので、一試合で何度かの勝ち越し打の✓が付く可能性があるということです。たとえば、阪神の「決勝打」を✓にすると、今季の決勝打の打席が74打席並びます。66安打、30本塁打、96打点です。

全打席ページの表示列切替ボタンで「展開関与」を押し、決勝打を✓にして絞り込んだ画面。先制打から決勝打までの6列が足され、上の帯に74打席・30本塁打と出ている
阪神の今季の決勝打は74打席。66安打、30本塁打、96打点

6項目の1位(2026年・10月6日終了時点)

6項目それぞれ、個人の1位は次のとおりです。

項目 1位 回数 次に多い選手 リーグ全体
先制打 佐藤輝明(阪神) 26 近藤健介(ソフトバンク)19 816
勝ち越し打 佐藤輝明(阪神) 28 森下翔太(阪神)27
坂倉将吾(広島)27
1,270
同点打 清宮幸太郎(日本ハム)
浅村栄斗(楽天)
9 近藤健介(ソフトバンク)8
古賀優大(ヤクルト)8
T.ネビン(西武)8
468
逆転打 B.ダルベック(巨人)
近藤健介(ソフトバンク)
4 3回が5人 148
サヨナラ打 山口航輝(ロッテ) 4 村松開人(中日)3
太田椋(オリックス)3
大山悠輔(阪神)3
66
決勝打 近藤健介(ソフトバンク) 21 佐藤輝明(阪神)20 806

全打席ページは球団ごとなので、球団のページを開いて、「打者」に名前を入れ、各列を✓にすれば、その選手の打席が出てきます。順番に見ていきます。

先制打と勝ち越し打は、佐藤輝明選手(阪神)

先制打は26、勝ち越し打は28で、どちらも佐藤選手がトップです。決勝打は20で、近藤選手の21に次ぐ2位でした。

「打者」に「佐藤輝」、「決勝打」を✓にすると、20打席が出てきます。20打数20安打、5本塁打、25打点です。

全打席ページで打者を佐藤、決勝打を✓にして絞り込んだ画面。上の帯に20打席・20打数20安打・5本塁打・25打点と出ている
佐藤輝明選手の今季の決勝打は20打席。20打数20安打

20度の決勝打のうち、18度が先制打を兼ね(「先制打」も✓にして絞ると、18打席・18安打・4本塁打・21打点)、12度が1回でした。2026年の12球団の決勝打806本のうち、先制打を兼ねるのは49%、1回の打席は22%です。佐藤選手は、90%と60%。先日も記した通り、阪神が「先行逃げ切りタイプ」のチームだということも影響していると思われます。

決勝打と逆転打は、近藤健介選手(ソフトバンク)

決勝打は21でトップ、逆転打は4でダルベック選手(巨人)と並んでトップです。先制打は19で2位、同点打は8で3位、勝ち越し打は24で4位タイと、6項目のうち5項目で上位に入っています。

「決勝打」を✓にすると、21打席、20打数19安打、9本塁打、34打点です。

全打席ページでソフトバンクの近藤健介選手、決勝打を✓にして絞り込んだ画面。上の帯に21打席・20打数19安打・9本塁打・34打点と出ている
近藤健介選手の決勝打は21打席。9本塁打、34打点

逆転打の4回は、いずれも走者を置いた場面での長打か安打でした(3月28日の満塁での二塁打で3打点、6月13日の本塁打など)。ダルベック選手の逆転打4回は、打点9で、2本塁打(7月15日の4回に3ラン、7月24日の9回2死から2ラン)です。

同点打は、清宮幸太郎選手(日本ハム)と浅村栄斗選手(楽天)が9

どちらも同点打は9です。ちなみに、浅村選手は今季333打席。清宮選手の513打席と比べて、少ない打席数で並んでいます。

清宮選手の9回には、安打だけでなく、犠飛(7月25日)と、野選(8月28日)も入っています。展開関与の列は、安打かどうかではなく、「打点が付いて、試合の展開を動かしたか」で✓が付きます。

サヨナラ打は、山口航輝選手(ロッテ)が4

サヨナラ打は4で、山口選手がトップです(今季のリーグ全体では66)。

  • 8月21日:10回、一二塁で右中間二塁打
  • 8月26日:10回、左越え本塁打
  • 9月8日:9回、一二塁で右中間二塁打
  • 10月3日:9回、中越え本塁打

「打者」に「山口航」、「サヨナラ打」を✓にすると、この4打席が出てきます。4打数4安打、2本塁打、4打点です。

全打席ページでロッテの山口航輝選手、サヨナラ打を✓にして絞り込んだ画面。上の帯に4打席・4打数4安打・2本塁打と出ている
山口航輝選手のサヨナラ打は4打席。4打数4安打、2本塁打

ここまでのまとめ

  • 「展開関与」は、先制打・勝ち越し打・同点打・逆転打・サヨナラ打・決勝打の6列
  • ✓で絞ると、上の帯で打席数・打点・本塁打がそのまま出る
  • 「打者」や「イニング」と組み合わせれば、どんな形の一打だったかも見られる

次回は「一打○○」です。今回の「展開関与」に絡むところですが、展開に関与できるはずだった打席でどれくらい打てたのか、ということが見られる、一発同点・一発逆転・一打同点・一打逆転という列を見ていきます。

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