「全打席」ページの使い方、今日は6回目です。表示列のボタンのうち「一打○○」を足して使ってみます。
前回の「展開関与」は、試合の流れを動かす一打を実際に打った打席に✓が付く列でした。今回の「一打○○」は、その手前。一打で、あるいは一発で、同点や逆転にできる場面の打席に✓を付けた列です。決められたかどうかは関係なく、「決められるはずだった」打席が並びます。
「一打○○」を押すと、4つの列が足されます
「一打○○」のボタンを押すと、「一発同点」「一発逆転」「一打同点」「一打逆転」の4列が足されます。
- 一発同点:本塁打が出れば同点になる打席(点差が、走者の数+1点)
- 一発逆転:本塁打が出れば逆転できる打席(点差が、走者の数以内)
- 一打同点:二塁・三塁の走者が還る安打1本で、同点になる打席
- 一打逆転:二塁・三塁の走者が還る安打1本で、逆転できる打席
たとえば、1点負けていて走者がいなければ「一発同点」、1点負けていて一塁に走者がいれば(本塁打で2点入るので)「一発逆転」です。1点負けていて二塁に走者がいれば、本塁打なら逆転、単打でも同点になるので、「一発逆転」と「一打同点」の両方に✓が付きます。
判定は、打席が始まる時点の点差と走者で決めています。同点の場面は、本塁打や安打が出ると勝ち越しになる場面(いわゆる「勝ち越し機」)ですが、この4列には入りません。
たとえば、10月7日の阪神-広島(阪神が延長11回、2-1でサヨナラ勝ち)。7回1死二塁で、0-1とリードされた場面の髙寺望夢選手の打席は、「一発逆転」と「一打同点」の両方に✓が付いていました。結果は中前安打。二塁走者が還って同点となり、前回の「展開関与」の列でも、「同点打」の✓が付きました。11回の1-1、1死二、三塁は、先ほどの「勝ち越し機」で、4列には入りませんが、梅野隆太郎選手の遊撃内野安打が、サヨナラ打になりました。

また、阪神の「一発逆転」を✓にすると、今季の一発逆転の場面が361打席並びます。6本塁打、72打点です。
全体で見ると、本塁打はそれほど増えません
2026年の12球団(10月7日終了時点)で、この4つの場面の打席の結果を、全打席と並べてみます。
| 場面 | 打席 | 打率 | 本塁打 | 本塁打の割合 |
|---|---|---|---|---|
| 一発同点 | 6,773 | .238 | 155 | 2.3% |
| 一発逆転 | 4,090 | .243 | 74 | 1.8% |
| 一打同点 | 1,689 | .231 | 30 | 1.8% |
| 一打逆転 | 345 | .288 | 8 | 2.3% |
| (全打席) | 63,830 | .240 | 1,426 | 2.2% |
試合の流れを動かせる場面でも、本塁打の割合は、全打席(2.2%)とほとんど変わりません。一打逆転の場面だけ、打率が.288と少し高めです(345打席と数は少ないです)。
一発逆転の場面で、本塁打を3本打った宗佑磨選手(オリックス)
オリックスのページで、「打者」に「宗」、「一発逆転」を✓にすると、宗佑磨選手の一発逆転の場面が出てきます。34打席、7安打、3本塁打、11打点。

34打席のうち3打席で本塁打が出ていて、割合は8.8%です(リーグ全体は1.8%)。一発逆転の場面での本塁打の数は、リーグで最多です(次に多いのは2本)。3本塁打は、いずれも逆転打になりました。
- 6月24日:2回2死二三塁、0-1から、右中間への3ラン
- 8月14日:6回1死二塁、0-1から、右越えの2ラン
- 9月19日:6回1死一塁、2-3から、右越えの2ラン
宗選手の2026年の本塁打は14本です。そのうち3本が、一発逆転の場面でした。
一発同点の場面で、本塁打を4本打った山川穂高選手(ソフトバンク)
ソフトバンクのページで、「打者」に「山川」、「一発同点」を✓にすると、山川穂高選手の一発同点の場面が出てきます。30打席、6安打、4本塁打、4打点。

30打席のうち4打席が本塁打で、割合は13.3%です(リーグ全体は2.3%)。4本は、この場面の本塁打で、リーグの最多タイです(T.ネビン選手(西武)、山口航輝選手(ロッテ)、F.レイエス選手(日本ハム)、紅林弘太郎選手(オリックス)も4本。ただし、打席はそれぞれ50、52、55、70)。山川選手は、その場面の打席が最も少ない中で、4本を打っています。
山川選手の2026年の本塁打は11本で、そのうち4本が一発同点の場面でした。
(どちらの選手も、打席数は多くありません。2026年の傾向として見てください。)
ここまでのまとめ
- 「一打○○」は、一発同点・一発逆転・一打同点・一打逆転の4列
- 打席の開始時点の点差と走者で、「決められるはずだった」場面に✓が付く
- 「展開関与」と合わせると、決められる場面で、実際に決めたかが見える
次回は、いよいよ最終回の「独自」です。敬遠直後、失策後、適時失策後、途中交代という、このサイト独自の列を見ていきます。