「全打席」ページの使い方、いよいよ最終回です。使い方講座を終えられないうちに、レギュラーシーズンは全143試合×12球団が終わってしまいました。最後に足すのは「独自」のボタンです。このサイトでしか見られない、4つの列が入っています。
「独自」を押すと、4つの列が足されます
「独自」のボタンを押すと、「敬遠直後」「失策後」「適時失策後」「途中交代」の4列が足されます。
- 敬遠直後:敬遠四球のあとの打者の打席(2026年は236打席。敬遠四球の数と同じです)
- 失策後:その打者自身が、その試合で失策をしたあとの打席(1,255打席)
- 適時失策後:その失策が、失点につながったあとの打席(215打席)
- 途中交代:打席の途中で、投手や打者が代わった打席(19打席)
「守備」に切り替えると、「失策後」「適時失策後」の列が、「味方失策後」「味方適時失策後」に変わります。自チームの失策のあと、同じ回を投げ続けた投手の打席です(1,843打席)。

敬遠のあとの打席は、阪神が12球団最多
「敬遠直後」を✓にすると、敬遠四球のあとの打者の打席だけが並びます。2026年は、12球団で236打席。打率は.194で、全打席(.240)より低くなっています。
球団ごとに数えると、敬遠のあとに打席が回ってきた回数がいちばん多いのは、阪神の34打席でした(中日とヤクルトが30、DeNAが28)。阪神のページで「敬遠直後」を✓にすると、34打席、29打数3安打、打率.103。打点が付いたのは4回で、14三振でした。
最後の1つは、10月7日の梅野隆太郎選手のサヨナラ打です。11回1死二、三塁、1-1の同点。直前の打者が敬遠で歩かされたあと、梅野選手が遊撃内野安打でサヨナラを決めました。
失策のあと、適時失策のあと
「失策後」は、自分の失策のあとの打席です。2026年は1,255打席(199人)で、打率は.246。全打席の.240と、ほとんど変わりません。
9月11日に書いた「自身の失策後に奮起して打つ野手、味方の失策後に踏ん張る投手」は誰?で触れた数字は、実は、この「独自」の「失策後」を✓にして、絞り込んだものでした。たとえば、ソフトバンクの野村勇選手。「打者」に「野村勇」、「失策後」を✓にすると、10打席、9打数5安打、打率.556が出てきます。あの記事で紹介した、8月5日の日本ハム戦で、6回の自身の失策のあと、8回に決勝の2ラン本塁打を打った打席も、この中に入っています。2026年は、失策のあとに決勝打を打った打席が、全部で18ありました。
「適時失策後」は、その失策が失点につながった場合に絞った列で、215打席(83人)。打率は.226です。ここで、適時失策のあとに決勝打を打った選手が、2026年は4人います。
- 6月22日 黒川史陽選手(楽天):11回に失策。12回2死二塁、7-7の同点で、左越えの安打(サヨナラ)
- 6月30日 増田珠選手(ヤクルト):5回に失策。9回1死三塁、3-3の同点で、遊ゴロ野選(勝ち越し)
- 9月23日 戸柱恭孝選手(DeNA):6回に失策。12回先頭、3-3の同点で、右越えの本塁打(サヨナラ)
- 9月29日 山本大斗選手(ロッテ):1回に失策。2回先頭、1-1の同点で、左越えの本塁打(勝ち越し)
戸柱選手は、6回1死に、捕手として悪送球をして、失点につながりました。そのあと、7回は三飛、9回は右翼線への二塁打、そして12回は、中日の松山晋也投手から、右越えのサヨナラ本塁打。「打者」に「戸柱」、「適時失策後」を✓にすると、この3打席が出てきます。3打数2安打、1本塁打。

守備に切り替えると、投手の「味方失策後」
「守備」に切り替えると、「味方失策後」の列になり、味方の失策のあと、同じ回を投げ続けた投手の打席が出てきます。2026年は、255人の投手で1,843打席。被打率は.239(全打席は.240)でした。
20打席以上の投手で、被打率がいちばん低いのは、日本ハムの加藤貴之投手です。「投手」に「加藤貴」、「味方失策後」を✓にすると、21打席、19打数2安打、被打率.105。続いて、同じ日本ハムの達孝太投手(21打席・.111)、阪神の髙橋遥人投手(28打席・.143)でした。

9月11日の記事で紹介した、中日の柳裕也投手(味方の失策のあとに、対戦した10人を抑えた)も、この列で絞り込んだものです。「投手」に「柳」、「味方失策後」を✓にすると、10打席、被安打0(三振5、四球0)が出てきます。今回は、打席の範囲を20打席以上に広げて、いちばん低いのが加藤投手でした。
(20打席前後の数字です。傾向として見てください。)
打席の途中で、代わった打席
「途中交代」は、打席の途中で、投手や打者が代わった打席です。自打球による負傷交代や、異変を訴えた投手の降板などです。2026年は19打席しかありません(投手の交代が13、打者の交代が6)。
たとえば、4月9日のロッテ-オリックス(京セラ)。6回2死満塁で、オリックスの宮城大弥投手が、佐藤都志也選手に、ボール1・ストライク0とした場面で、山﨑颯一郎投手に交代しました。そのあと、山﨑投手が押し出し四球。ロッテのページで「途中交代」を✓にすると、この1打席が出てきます。

全7回を、振り返って
「全打席」ページの使い方は、今日で最終回です。
- 入口編:1行が1打席。攻撃と守備の切り替えと、絞り込み
- 得点圏など・カウント
- 打順など
- 投手番手など
- 展開関与
- 一打○○
- 独自(今日)
1打席ずつ、いろんな情報を持たせて縦に並べたので、「チームが得点圏で何打席連続で打てていないか」のような、これまで調べられなかったことが、絞り込むだけで見えてきます。この記事で見てきた数字も、ほとんどが、列を足して、✓で絞り込んだだけのものです。レギュラーシーズンが終わったあとも、気になる選手や場面を、ぜひ、自分で絞り込んで、探してみてください。