ベータ機能として「このチーム、もう1位になれません」を計算で判定する仕組みがあります。もともとは、優勝へのマジックナンバーを正確に出すとともに、優勝が完全に消滅する瞬間をなんとかシミュレーションで判定できるようにしたい、と思って作り始めたものです。
とはいえ、順位が決まる仕組みは同一カード同士の直接対決や引き分けが絡んで複雑で、正直「これで本当に合っているのか」に完全な自信は持てていませんでした。なので今も「ベータ版」の表示のままにしています。
そんな中、2026年9月15日終了時点のセ・リーグで、ヤクルトの「優勝完全消滅」を判定できていたようなので、その振り返りをここに残しておきます。
2026年9月15日終了時点(公式戦のみ)

ヤクルトは残り14試合、全部勝っても70勝71敗2分・勝率.4965止まり。この時点で阪神・巨人がそれより下まで沈まない限り、届きません。
実際にサイトのシミュレーション機能で、残り試合の結果を1試合ずつ動かしながら試してみました。
まず巨人。ここは1つでも勝つとヤクルトの上限(70勝71敗2分・勝率.4965)を超えてしまうので、残り12試合は勝ちゼロに抑える必要があります。阪神は1勝までなら耐えられるのですが、その1勝は巨人との直接対決に使ってもらうことにしました。そうすれば、巨人の「勝ちゼロ」もついでに満たせるからです。
ここまでは順調に見えたのですが、今度はDeNAが浮上してきます。DeNAは残り13試合のうち6勝未満に抑えないと、こちらもヤクルトを上回ってしまいます。ところがDeNAは、阪神と5試合、巨人と1試合を残していて、阪神・巨人を上の条件どおり全敗させてもらうには、DeNAにはこの6試合すべてで勝ってもらわないといけません。6勝未満どころか、ちょうど6勝を強いる組み合わせになってしまい、そこでヤクルト自身がDeNAに追い越されてしまいました。

一つを立てればもう一つが崩れる、という感じで、どうやってもヤクルトが優勝する組み合わせにたどり着けませんでした。
というわけで、勝率の1行だけを見ていると「まだ理論上は」と思ってしまいそうなところを、直接対決まできちんと踏まえた判定ができていた、ということになります。
ちなみに、自力4位・5位・6位の可能性についても、同じように消滅したタイミングで×を付ける仕組みにしようとしたことがあります。ただ、候補になり得る球団の組み合わせが一気に増えて計算パターンが膨れ上がり、ポチポチと軽快に動かして確かめられるスムーズさを保てなくなってしまいました。泣く泣く見送って、いまは上位3位までの判定にとどめています。
軽快に操作して確かめられることと、なるべく正確に判定できること。この両立をこの先もコツコツ探りながら成功例を積み重ねて、いつか「ベータ版」の表示を外せたらと思っています。
※到達可能性の判定はNPB公式の発表ではなく、このサイト独自の計算によるものです。