1試合を1行として、その試合がどう動いたかをまとめて見られるのが「試合別展開」ページです。先制した/されたはもちろん、逆転が何回あったか、終盤にリードしていたかまで、試合の流れをいろんな角度から並べられます。
どこにあるか
チームページのナビから「試合別展開」を選ぶと開きます。表示列切替で「先制」「逆転回数」「逆転結果」「終盤リード」などを切り替えられます。前回の使い方講座で紹介した先発投手の投球回・失点・自責点なども表示できます。展開と先発投手の成績は関わりが深いので、オンオフで表示・非表示を選べるようにしています。
「先制」列を見てみる

9月に入ってから、阪神がなかなか勝てていません。9月5日から9月15日まで、7連敗中です(2026年9月15日時点)。そこで「先制」列を見てみると、この7試合、1つも先制できていないことが分かります。
2026年ここまでの12球団で比べてみると、7試合連続は阪神自身にとっては今季最長ですが、リーグ全体で見ると単独トップではありません。今季いちばん長く先制に失敗していたのは広島で、7月31日から10試合連続。阪神の7試合は楽天・巨人・ヤクルトと並ぶワースト2位タイでした。
2026年ここまでの数字を「先制」列の集計で見ると、先制した試合は72試合51勝21敗(勝率.708)。先制された試合は55試合18勝36敗1分(勝率.333)でした。
ちなみに先制した試合だけを抜き出して見ると、直近は8月23日から9月3日まで7試合連続で勝っています。暦の上で7試合連続の日程というわけではなく、間には先制できなかった試合も挟まりますが、「先制した試合」だけをつなげていくと7連勝、という見方もできます。
「先制&追加点」が示しているもの
野球中継を見ていて、1-0や0-1の場面で、解説者が「次の1点がどちらに入るかが重要ですね」と言うのを聞いて、それって本当なのかなと気になったことがありました。
「先制&追加点」列が見ているのは、先制点を奪ったあと、相手に反撃されるより先に、別の回でさらに追加点を奪えたケースです。1点先制した同じ回のうちに、別の選手のタイムリーなどで2点差に広げたようなケースは、この列では✓が付きません。
実際に、先制したあと反撃を許す前に追加点を奪えた試合は、2026年ここまで12球団合わせて295試合、勝率.867でした。先制はしたものの追加点を奪えなかった試合(483試合)の勝率.560と比べると、はっきり差が出ています。「次の1点がどちらに入るかが重要ですね」は、かなり〝真実〟です。
この列を見ると「あの試合はしっかり追撃できていたんだな」とあとから振り返りやすくなります。
「逆転」と「逆転勝ち」は別の数字
このページ、ちょっと紛らわしいところがあります。「逆転」列(逆転回数)と「逆転勝ち」列は、似ているようで見ているものが違います。
- 逆転:試合中に、ビハインドからリードへ変わった回数。その後また追いつかれても、負けても、起きた回数としてカウントされる
- 逆転勝ち:最終的に逆転のまま試合に勝てたかどうか
「逆転勝ち」の隣には「最大ビハインド」という列もあり、逆転勝ちした試合が最大何点差から追いついたのかも分かります。
これらはいずれも自軍が動かした場面(攻撃)を数えている列です。相手に何回逆転を許したか、最終的に逆転負けしたかを見たいときは、攻守切替を「守備」に切り替えると、同じ枠が「逆転許す」「逆転負け」に変わります。
というわけで
阪神は9月5日から9月15日の7連敗中、先制もできず、逆転も一度も無し。「先制」「先制&追加点」「逆転」「逆転勝ち」、このページで拾えるどの欄にもチェックが付かない試合が7つ続いた。ただ、先制した試合の7連勝は継続している、というのが今回分かったことです。
気になる球団の「試合別展開」を覗いてみてください。