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📊 データ記事

8回終了時にリードしてたら勝率10割のチームは-「試合別展開」ページの「○回終了時」欄を見てみる

記者証をつけたブンタがホワイトボードの前で解説している、使い方講座のイメージ

前回の「試合別展開」ページの使い方講座で、一つ説明しそびれていた列がありました。表示列切替の「終盤リード」を押すと出てくる、「5回終了時」「6回終了時」「7回終了時」「8回終了時」の4列です。今日はそこだけ掘り下げてみます。

どこにあるか

チームページの「試合別展開」を開き、表示列切替で「終盤リード」を押すと、この4列が追加されます。それぞれの回が終わった瞬間、自チームが△リードだったか、=同点だったか、▽ビハインドだったかを1試合ごとに表示する列です。

同じページにある「先制」や「逆転回数」などの列は、攻守切替を「守備」にすると自軍と相手が入れ替わって見えますが、この「○回終了時」列は攻守切替を押しても数字が変わりません。「その時点のスコアボードがどうだったか」という一つの事実だけを見ている列なので、自軍・相手という切り分けがそもそもないためです。

試合別展開ページで終盤リードをオンにした画面。5回終了時から8回終了時までの4列に△(リード)マークが並んでいる
表示列切替「終盤リード」を押すと出てくる4列。△=リード、==同点、▽=ビハインド

空欄になっている試合もある

雨天コールドなどで試合が最後まで行われなかった場合、この4列は空欄になります。今季ここまでの12球団の試合を横断で確認したところ、阪神の2試合(4月9日・5月3日、いずれも7回途中で雨天コールド)だけでなく、ヤクルトの5試合、DeNA・広島・ロッテ・中日・楽天のそれぞれ1試合など、雨天コールドになった試合はどのチームでも「5回終了時」から「8回終了時」まで4列すべてが空欄になっていました。5回・6回のようにイニングとして成立している回でも同様に空欄で、延長戦になった試合(引き分けなど)はふつうに数字が入るので、空欄になるのは「試合が最後まで完了しなかった」ときだけです。

空欄になるのはこの4列だけで、同じコールド試合でも「逆転勝ち」や「先制」などほかの列にはふだんどおり印が付きます。例えばヤクルトが4月14日、6回途中の雨天コールドで終えた試合では、5回までに追いつかれたあと勝ち越して「逆転勝ち」にちゃんと✓が付いていました。「○回終了時」だけ、試合が最後まで終わらないと決められない値だから空欄になる、ということです。

12球団で比べてみる

まごのてデータには、これを12球団まとめて比較できる「終盤展開」というランキングページもあります。2026年9月18日時点の数字を覗いてみました。

8回終了時にリードしていた試合の勝率は、12球団すべてが85%を超えていて、多くが95%前後に集まっています。そんな中、日本ハムだけが今季ここまで8回リードの試合を一つも落としていません(65勝0敗0分)。他の11球団は、8回リードした試合でも最低1敗はしていました。

この勝率は「リードしたまま試合が終わったか」ではなく、あくまで「最終的に勝ったかどうか」を見ている数字です。8回にリードしていても、そのあと追いつかれて延長にもつれ込み、最後に勝ち切った試合もここでは「勝ち」に数えられます。実際、日本ハムは6月4日の広島戦で8回終了時点は2-1のリードでしたが、9回に追いつかれて2-2の同点で延長へ。12回に3点を挙げて5-2で勝ち切っており、この試合も「8回リードして勝った試合」の1つに含まれています。

一方、5回終了時までさかのぼると顔ぶれが変わります。5回リードの試合の勝率は12球団で65%〜89%まで開きがあり、8回時点ほどはっきりした差ではなくなります。試合の半分近くがまだ残っているぶん、リードの重みもまだ軽い、ということなのかもしれません。

というわけで

「○回終了時」欄は、1試合ずつ見れば「あの試合、終盤どのくらい安全だったか」を振り返れる列ですが、12球団まとめて見ると「リードがどのあたりの回から本当に硬くなるのか」まで見えてきます。気になるチームの試合別展開、覗いてみてください。

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