先発投手がどこまで試合をつくったか、そしてその内容が実際の勝敗や試合展開とどうつながっていたか。1試合を1行として、先発投手の登板成績とQS(クオリティスタート)の達成度を並べて見られるのが試合別先発投手成績です。
どこにあるか
チームのナビから「試合別先発投手成績」を選ぶと開きます。1行が1試合になっていて、日付・相手・球場・結果に続けて、先発投手名・投手の左右・年齢・QSマーク・勝敗、そして投球数や投球回・被安打・失点・自責点などの登板成績が並びます。年齢列があるので、「最近ベテランにやられっぱなしじゃないか?」というようなことまで「>=30」などで絞り込んだりすれば分かってしまいます。PCでは年齢のところにカーソルを合わせると「○歳○カ月○日」というように厳密な年齢も表示できます。どちらも登板日時点の年齢です。
QSマークの見方
QS列には◎〇△×の4段階のマークが付きます。
- ◎: 7回以上を2失点以内に抑えた試合(HQS)
- 〇: 6回以上を3失点以内に抑えた試合(QS)
- △: QSの基準に届かなかった試合
- ×: 5回までもたず降板した試合
数字を一つひとつ見比べなくても、このマークを目で追うだけで「試合をつくれていたかどうか」がざっと分かるようになっています。
表示を切り替える
表の上にある「表示列切替」から「イニング別得点」「先制」「逆転回数」「逆転結果」「終盤リード」「展開テキスト」を選ぶと、先発投手の投球内容を、試合の得点経過や逆転劇と重ねて見ることもできます。試合経過系の項目と絡み合わせながら見ていくことで、早い回に失点した試合がそのあとの展開にどう響いたか、逆転勝ちした試合で先発はどこまで試合をつくっていたか、といった見方ができます。
また「攻守切替」を「守備・自軍先発」にすると、今度は自チームの先発投手の成績に切り替わります(初期表示は「攻撃・相手先発」で、相手チームの先発投手の成績が並びます)。
このページもフィルターパネルを開けば年度、試合区分、対戦相手、球場などの条件で絞り込みもできるので、気になる先発投手やカードだけを取り出して見比べることもできます。
なお、1球団の試合を1つずつ見ていくこのページに対して、12球団を横に並べて比較したいときは「ランキング」の「チーム別先発メンバー分析」ページにある「先発投手/相手先発投手」の切り替えから表示することができます。QS率やHQS率などを球団ごとに見比べられるので、詳しい説明は後日こちらでできればと思っています。
首位・阪神が経験している「相手先発を崩せない」4連戦
ちょうどいい例として、9月5日から9月14日にかけて今季初の6連敗を喫している阪神を見ていきたいと思います。
この期間を「試合別先発投手成績」の攻撃表示(初期表示のまま)で見ると、9月9日から9月14日までの4試合、相手先発投手のQSマークが4試合連続で最高評価の◎(HQS)でした。そして4人とも自責点0です。

- 9/9 広島・床田寛樹(8回0自責)
- 9/12 巨人・竹丸和幸(7回0自責)
- 9/13 中日・髙橋宏斗(9回0自責)
- 9/14 中日・K.マラー(9回0自責)
阪神が相手先発にHQSを許してきた確率は22.2%で、12球団では5番目に低い水準です(これもランキングページで確認できます)。それでも連続したのは今季ここまで最大2試合。4試合連続は今季初めてです。5試合連続でHQSされるとなると、巨人が2026年8月14日〜19日に中日(髙橋宏斗、K.マラー、柳裕也)、DeNA(尾形崇斗・東克樹)にやられたものと並び今季両リーグワーストになります。中日の投手の顔ぶれが同じというのがなんだか因縁めいていますが、この期間、巨人は2勝3敗となんとか接戦を拾っていたようでした。 普段は相手エースを当てられてもそう簡単には抑えられない阪神打線が、ここへきて足踏みしている-そんな「いつもと違う」状態を、試合を1つずつ並べて確認できるのがこのページです。